【コラム】4/1の燃油サーチャージ改定に怒りたい

最近の原油価格の下落を受けて、4/1から燃油サーチャージが
さらに値下げされますね。

ヨーロッパやアメリカなどの長距離路線は
現在、片道14000円から10500円に値下がるようです。

すでに全日空や日本航空は発表しています。
全日空の発表はこちら
日本航空の発表はこちら



安くなることは、海外旅行ユーザーにとって大変良いことです。



しかし！！！！



今回の改定にはいささか呆れます。


というのも、全日空・日本航空共に
燃油改定の基準価格を
今まではドル建てだったのに急に円建てに変更しています。


以下の表を見てみてください。

円建ての表

ドル建ての表

出典：トラベルビジョン



現在の市況価格は、当方でチェックしたところ、今回の改定基準となる
2014/12/1～2015/1/31のシンガポールケロシン平均価格は69ドル台だったようです。


ということは
ドル建てではゾーンAで長距離路線は片道3500円です。
なのに、今回は片道10500円までの値下げ。。。


それは、基準を円建てに変更したから。
今は円安が急速に進んでいるので、日本円価格基準にすると
適用できるゾーンが上がるからでしょう。


燃油サーチャージを導入した時もそうですが、いささか自分達に都合のよい
基準に勝手に変更するのはどうなのでしょうか？？？
それを容認する国にも呆れます。


やっぱり航空行政はまだまだ守られた世界ですね。


もし外資系航空会社がゾーンAを適用してきたら
追随しちゃうのかな。
となると、結局は燃油の高騰に伴い、
そのコスト見合いを代金とは別に導入することで
航空会社の利益を確保する意味合いとかけ離れてきちゃいますね。


現に、燃油サーチャージが下がれば航空券代金は若干上げてきているし
航空会社の都合のよい利益確保手段にすり替わってますね。。



他の航空会社が、どのように値下げするかは分かりませんが
とにかく4月1日に値下げされるのは確実なので
4月以降に出発される方は急用でない限り4月1日以降に
航空券を購入されることをお勧めします。



いいな！と思ったらぽちっとお願いします。


にほんブログ村